大学教授が語る「明輝クリーナー」

国立大学法人豊橋技術科学大学

大門裕之教授

Daimon Hiroyuki

PROFILE

有機性廃棄物のリサイクルに必要な技術の開発、及び評価を行う。開発技術を農業に連動させたモデルケースとして、明輝クリーナーと共同でバイオマスパーク(愛知県豊橋市)を設立。有機性廃棄物を堆肥および、野菜などの生産物に変換する資源循環型システムの実証をしている。
開発した技術を提供するだけでなく、それを理解した多くの人が取り入れたくなるような「心を揺さぶる技術の開発」がモットー。
平成28年度文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門)を受賞。

グローバル工学教育推進機構 国際交流センター長
【専門分野】環境化学工学/環境科学/超臨界流体工学/分析化学
【所属学会】廃棄物資源循環学会/化学工学会/環境科学会/水環境学会など

廃棄物処理会社のイメージを
一新する明輝クリーナー

明輝クリーナーさんと出会う前、私の廃棄物処理会社についての認識は「ゴミを収集して分別し、リサイクル又は焼却する」その程度でした。
しかし、共同研究の申し入れの際、「焼却炉を利用したエネルギーセンターを創りたい」との話に、イメージは一変。ゴミの分別やリサイクルは当たり前、そこから一歩も二歩も先をゆく資源循環型社会を思い描かれていたのです。すでに農業法人を立ち上げ、廃棄物処理と農業の連動を事業として進めていたことにも驚きました。実は、私が廃棄物に関する研究を始めたキッカケは、明輝クリーナーさんなんですよ。

高い専門性と礼節を兼ね備えた
社員たち

廃棄物処理現場を見学させていただいた際、法令遵守は当然のことながら、社員皆さんが専門的な処理技術や知識を持っていることに感心しました。明るい笑顔からは「業界を変えていきたい」という気概も伝わり、それを会社が高く評価していることに明輝クリーナーさんの明るい未来を見た気がします。 かれこれ十数年のお付き合いになりますが、明輝クリーナーさんは常に相手の立場に立って物事を進めてくれる会社です。共同研究においても、学生や大学のことを常に考えてくれるため、とても研究がしやすい。実際の廃棄物処理業務においても、地域住民の立場に立って行動されることで、地域の皆さんからの信頼度も非常に高いように感じます。

私の研究室では、訪問された方に対して起立で挨拶をするように指導しているのですが、それは明輝クリーナーさんにならってのこと。本社に伺う度、社員の皆さんが起立をして挨拶をしてくれる姿に感銘を受けたのです。街ですれ違うドライバーの皆さんも、とても明るくてマナーのある方ばかり。多くの入社希望者がいると聞きますが、それも納得です。

未来の明輝クリーナーに
期待すること

これまでも廃棄物業界のリーディングカンパニーとして、革新的な取り組みを進めてこられた明輝クリーナーさん。さらに業界のイメージを打ち破るため、新しい分野への挑戦を続けて欲しいと願います。私たち大学も共同研究などを通じて、その一翼を担うことができればこんなに幸せなことはありません。
今後、地域が発展し社会が醸成すると共に、環境問題の入口でもある廃棄物問題への意識はますます高まると考えられます。その中において、明輝クリーナーさんの取り組みこそ、循環型社会形成の促進につながると信じてやみません。

共同研究拠点「バイオマスパーク」の
資源循環型システム