MEIKI
FUTURE VISION
人が暮らせる未来、
地球・自然が豊かにあり続ける
未来のために
我が国の資源は「アイデア」と
「具現化する能力」だと思う。
立場関係なく、思い描く未来のために
何ができるのか真剣に考えました。
廃棄物からエネルギーを
廃棄物は資源だと言われて久しい昨今、「環境にいい」とはどういうことか真剣に考えてきました。
リサイクルすると余計にエネルギーが必要となることがあることをご存知でしょうか。
すべてのリサイクルが100%環境にいいという訳ではないのです。
私たちが導き出した答えは「廃棄物からエネルギーを創る」こと。
廃棄物で発電をする。
3.11移行、我が国の「電気」に対する考え方が大きく変わってきました。
エネルギーのベストミックスという考え方があります。どれか代表的なひとつを選ぶのではなく、組み合わせる、という考え方です。発電方法にはメリット・デメリットがあり、一番を決めるのはむずかしい時代になってきました。
そして私たちが重要だと考えるキーワードは「地産地消」。地域で生産したものを地域で消費するというもの。フード・マイレージという言葉を聞いたことがある方も多くなったと思います。安い食品が遠い海外から運ばれることで、膨大な輸送エネルギーを消費していること。これと同様、廃棄物にもマイレージがあり、地元で捨てられた廃棄物が遠い遠方まで運ばれてリサイクルされている現状がある。
廃棄物を資源に変換するという「発想」から、国立大学法人豊橋技術大学と共同研究としてProject2010を構想しました。廃棄物の持つ資源としての可能性を最大限に活かすことと、運ばずその場で利用することでムダなエネルギーを使わない考えをまとめたのが「資源変換センター構想」Project2010です。
Project 2010(2010年発表)
〈資源変換センター構想〉
Project 2020(2020年稼働開始)
新焼却発電施設カグツチ
Project 2020として新設された産業廃棄物焼却発電リサイクルプラントは、環境省 二酸化炭素排出抑制事業にも採択された、東三河・遠州最大規模の24時間稼働プラント。最新の設備やテクノロジーにより、これまでよりも大幅に燃焼効率が向上、有害ガスの発生も抑制することが可能になりました。さらに、大規模だからこそできる廃棄物による発電。産業廃棄物焼却発電リサイクルプラントは環境だけでなく生活に必要な電気や温水を提供することができる、地域の防災・復興に貢献できる施設です。